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本の虫と文字の虫とその周辺                                                            (初めての方はカテゴリより、「はじめに」と「登場人物紹介」から)
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和泉さんがこんなことしたらときめくなぁなんて
脳内で絵にしたら死にそうになった。←
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ありがちスカート丈ネタ(・∀・)
もっかい原点に戻ってJK+印税暮らしの小説家をプッシュしてみる。笑

センの干






「あのさぁ、」
「ん?」
「気になってたんだが」
「なんですか?」



本棚から手に取り流し読みしていた本を置いて和泉さんの方を見る。
だけど和泉さんは文机に向かったまんま。
こっちから見えるのは背中だけ。
どうやらそのままで話す気らしい。



「スカート、短すぎるんじゃないか」



自分の膝元に視線を落とす。
なんら普通の膝上丈ですが。



「……そうですか?」
「短い」
「そんなことないですよ」
「あるだろ」



そこで初めて、和泉さんはこっちを向いた。
なにやら不機嫌なもよう。



「長くしなさい」



あ、ついに命令形。
わたしは少しむっとしたので反論にでた。



「関係なくないですか」
「え」
「そういうこと言っていいのはお父さんと彼氏だけです」
「………」



和泉さんは一瞬ひるんでから、少し、視線をそらして。



「………長くしなさない」







「……………え?」






なにそれ。そんな。
一体どっちのつもりで、








センの干









「「………」」


気まずい空気。


「………あの、」
「なに」
「今度から気を付けます」
「……そうしてください」


「「………」」


そしてまた沈黙。
報われない毎日に乾杯!


上り下りの対称性《後編》

これで最後。

(前編から時間経ちすぎたので)

前編 中編
会いたいと思っても願っても。

上り下りの対称性《中編》

お待たせしました
ついに当日編(・∀・)

でも長くなったので中篇。←

例えばその小さな肩を抱き寄せるだけ

例えば君の名前を呼ぶだけ

それすら出来ない俺は

「どうしたんですか?」

丸い瞳を向けられて伸ばしかけた手も開こうとした口もどこかへ飛んで行った。

「………なんでもない」

嗚呼、それすら出来ない俺を



臆病者と呼んでくれ



(それでもいつかはきっと――)
(………多分)




どこまでも和泉さんをヘタレにしたがる。


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