キューアンドエー * まぁや

最近。

和泉さんといると、きんちょうする。

彼女の片鱗 * チコ

気づいたときには、もう終わり。

さぁ、大変だ。

おしゃべりなマガジン * まぁや

たまたま立ち寄ったコンビニであの雑誌を見つけたから手にとった。
パラパラとめくると特集に目が止まる。



『10代女子が選ぶ！恋人にしたい男100選!!』



ふーん。へー。ほー。

くだらないと思いながらじっくり見てしまうあたり自分も今どきの女子なんだなーと思いながら、ページを捲る。

連ドラに出てる新人俳優。外人アーティストに、巷で人気のイケメン多数。でもやっぱり格好良いと思えない。どこがいいんだか。
あー、今じゃ若社長なんかまでもが取り上げられてたりするのか。
球児にゴルファ―。ピアニストに小説家。



「………ん？」



小説家？

瞼の裏の花色 * まぁや

ひとりでだって更新しちゃう（・∀・）

(「午後の花色」の和泉視点)



天気予報は雨だといった。
降水確率80パーセント？そんなの絶対降るじゃないか…。
まだ見ていない桜も地面でぐちゃぐちゃになってしまう。


無事脱稿した今。
雨が降り出す前に急いで桜を見に行こうか。
ひとりで？



「………」



それはちょっと。



彼女がいないのに見ても。
いや綺麗なんだろうけどそれでも。
2倍綺麗に見える術を知っているからには。



畳に横になる。
そういえば眠い。睡眠時間は足りてなかったな。
寝てしまおうか。
起きる頃には桜が散ってしまっているかもしれないな。

・


・

・
・

目を閉じていて見える光。

柔らかい桃色が溶けていく。

もしかしたら夢なのかもしれない。

そこに彼女がいるかもなんて。

午後の花色 * まぁや

綺麗なものとか感動したものとか、
ぜんぶあなたに見せてあげたいなって思うもの。

午後の花色